太っているというコンプレックスやイライラから学校に通えず不登校でいる日々が続きました。そんな私を救ってくれたのは通信制高校との出会いです。
さかのぼって話します。
私は、自分が突然食べるようにうなってしまったことに、正直驚きました。
学校の行きも帰りもコンビニに寄っては食べる習慣が身につきました。
今まではあまり食べなかった、菓子パンやシュークリーム、アイスクリームをどんどん口に運ぶようになりました。
どんなに食べても満足しません。
どんなに食べても止まりません。
自分で食べ物をどんどん口に運びつつ、太っていくことに心底恐怖を感じていました。
過食するようになると同時に、情緒不安定になっていきました。
すぐにイライラし、夜と朝にはパニック状態に陥って、泣き叫んでしまいことが多くなりました。
朝は、学校に行かなければいけないので一応制服に着替えて準備をします。
ですが、どうしようもないイライラと不安感に襲われます。
そして家を出れないまま学校を休みます。
母に車で学校の前まで送ってもらいながら、車の中でパニック状態になり泣き叫んではそのまま帰宅する日もありました。
こんなことが続くようになり、不登校状態になってしまいましたました。
まさか、自分が不登校になってしまうなんて、考えてもみませんでした。
家にこもって、一歩も外へ出ない日が多くなりました。
私は母が準備してくれたご飯を食べ、それだけでは満足できずに台所中のものを食べていました。
一時は生肉さえ食べました。
お砂糖をひたすら食べ続けた日もあります。
ごみに捨てられていたケーキすら食べずにはいられませんでし。
母は、食べ物を隠したり、極力置いておかないようにしました。
ですが、私は追い立てられるように家中を探し回るのです。
そして、母は台所に鍵を付けました。
それでも私はどうにかして食べようとします。
母や妹のお金を盗んで、コンビニへ出かけて過食する日もありました。
私は一体どうなってしまったんだろう。
このまま太り続けてしまうのか…。
ものすごい不安とイライラが続きました。
外に出て人と会うのがすごく怖くなっていきました。
学校へは行かなくてはいけないと思っていながら、どんどん欠席が多くなります。
私が家にこもっている間に学校のみんなは勉強をし、友達同士でいろんなおしゃべりをしているだろうな…。
すごくさびしくて、すごくすごく焦っていました。
学校を休みがちになると、勉強も分からなくなっていき、学校での先生や友達から私への態度も変わっていきました。
初めの頃は、いろいろ心配していた担任の先生も、もう私が休んでも電話も何もしてこなくなりました。
勉強で後れを取ることもいちいち心配も何もしてくれません。
もう、見放された状態になってしまったのです。
親の紹介で通信制高校に転入することになりました。
転入なので不安はありました。
でも、担任の先生をはじめ、いろんな人たちに励まされました。
休みがちで分からない箇所があっても、一から教えてくれた先生や、友達のおかげで学力はどんどん上がり、大学に入学することができました。
高校卒業さえ諦めていた私が、いまでは大学というステージにいます。
通信制高校で、何でもトライすれば道が開けるということを体感しました。
長いようで短い2年間だったが、私にとってはかけがえのない2年間。
そして、その間にかけがえのない友達に出会えました。
学校選びでのこだわりは人それぞれの価値観がありますので一概には言えませんが、多かれ少なかれ在学中には悩みは出てきます。
1人でその悩みを抱え込む事はとても悪循環です。そのような悩みを親身になってくれるよ友達に出会える学校に通えたら、幸せだと思います。