特定の生徒の欠席が増え、おかしいなと思ったら不登校予兆段階の可能性があります。
早目に見極めることが後の対応にも大切になってくるので、念頭に置いておきましょう。
登校刺激をしない
何日か学校を欠席したことがきっかけで、担任の先生が自分を以前と違う目で見るようになったと生徒が感じたらどうなるでしょうか?もちろん、学校にますます行きづらくなりますよね。
生徒と接するときは繊細な注意を払いながら、久しぶりに登校した日には「体調はもう治ったの?」などそれとなく声をかけましょう。
生徒が悩んでいることがあったら、相談しやすい雰囲気を心掛けましょう。
原因探しを焦らない
この時期の生徒は、まだ自分でもはっきりとした理由を把握していないことがあります。
原因を問い詰めて、クラスメイトの名前を挙げたとしても、家庭のことと学校のことが混合しているケースも多いです。
よく調査せずに解決しようとしても、次は別の生徒の信頼を損ねてしまう恐れがあるので慎重に。
保護者との関係を大切に
この時点では、特に親御さんが強い不安を感じています。息子・娘が学校に行かないことに不安を覚えた保護者が、直接子供に不安をぶつけてしまうと、子供は居場所を失ってますます追いつめられてしまいます。
そのことを防ぐためにも保護者の方の心のケアを重要視しましょう。
子供にとって、学校にくるきっかけは些細なことだったりします。その子が興味をもってくれそうな行事があれば、保護者の方にアピールしてみましょう。
スクールカウンセラーに相談
自分のクラスから不登校の子供が出たと知られたくないあまりギリギリまで一人で悩んでいた結果、手遅れになってから「もっと早く相談していれば解決できたのに」という事態になってしまったケースもあります。
スクールカウンセラーや不登校相談機関やNPO団体に相談してみましょう。
早めの報告を心がける
不登校予兆段階の時点で、校長、巨塔、生活指導主任に報告をしておくと、協力やアドバイスをいただける機会も増えます。
また、自分が授業を担当している途中に、保護者から自分宛に相談の電話があって素早い対応が必要な場合でも、代わりに適切な対応をしてくれるなどサポートを受けられます。
親御さんとのコミュニケーションがスムーズにいき、築きあげた信頼を失わずにすみます。