不登校には、以下のパターンがあります。
①小学校不登校→中一の一学期も休みがちになる傾向
②中学校不登校→九月から欠席の回数が増える傾向
①中一の不登校の八割は小学校六年生から不登校
中学一年の不登校の生徒の半数は小学校時代からの不登校が継続して、中学入学直後も休みが増えがちになるケースが多く、
中学校からの不登校は夏休み明けから欠席が増えると国立教育政策研究所の調査結果で検証されています。
②小学校で不登校だった子は、中学・高校でも不登校となる可能性が高い
中学校では小学校とは違い、1人の担任の先生がほとんどの科目において生徒を見ている わけではないので、
中間テストや期末テスト、そして部活。
人間関係の構築でも学力面でも、小学校と中学校の違いは大きいです。
小学校時代に不登校を経験しなかった子供でさえも、中学校という新しい環境に慣れるまで、最初の一ヶ月は緊張感をもって中学校に通います。
小学校の頃不登校の経験がある子どもは、環境の変化によるストレスの他、不登校の頃を思い出して苦悩するか、逃避する方法を知ってしまったからか、中学校でも再び不登校になってしまうこともあります。
一度不登校になった子は、二度と同じことを繰り返したくないと考えています。
同じ苦しさを味わいを考える子どもたち。「中一ギャップ」をどうやって乗り越えるか。
中学一年生だけではなく、高校一年生にも同じようなことが発生する可能性があります。
学校に馴染めない、学校が合わない、友達と合わない、
受験で失敗してしまった場合、そのことをコンプレックスに思い続ける子供もいます。
物事に対し、「何とかなる」「多少のことは気にしない」などといった寛容な気持ちを持つこと。
順応性も持つこと。
自分自身に自信をつけること。
親に対し中学での生活を話しやすい環境を用意すること。
中学校という慣れない環境への「ストレス」のはけ口として話を聞いてあげること。
失敗したこと、成功したことを含め親自身の学校の体験談を話してあげること。
そのようなことの積み重ねが、子供が不登校という現状を乗り越える勇気となります。