不登校に陥ってしまっている子供は、自分自身を見失ってしまい「自分ってなんだ」と自問自答している状態です。
答えが見つかるまでは、登校などの行動をいったん停止する必要があります。

自分を見つめ、自信を取り戻し、心にゆとりが生まれ、外に出る勇気がでるまでには時間がかかるものです。

子どもの状況・気持ちを理解せずに、無理に登校させようとすると逆効果です。

 

子どもと向き合うため、親に求められるコミュニケーションにはコツがあります。

たしかに、子どもが学校に行かずにゲームをしたりテレビをみてばっかりいるとつい小言を言ってしまうかもしれませんがそれでは逆効果です。
夫から「子供のことは任せる」と放任されたり、知り合いのお母さんに「教育が悪かったんじゃないの」と言われ、気づかれるお母さんもいると思います。
1人で悩まないでください。

子どもと向き合うためには、子どもの関心のある分野から、子どもの心の扉を開きましょう。

例えば子供がゲームにハマっている場合は「どんなゲームが面白いの?」テレビを見ている場合は「おもしろいテレビ番組おしえて?」など話しかけてみましょう。
子どもは、自分に興味を持ってくれることがうれしくて、すこしづつ話しかけてくれるようになります。

ゲームばっかりしていないで勉強して、という内容の発言は

子どもにとっては自分を表現しているのに否定されているということです。

自分に興味を持ってくれて、自分のことを受け入れてくれていると感じると自分は今の調子で大丈夫なんだと安心することができます。

そのことは自信につながり、心に余裕が生まれます。

心のケアとは、このような対話のことです。聞き上手となり、子どものありのままの姿を引き出し、認めることでその子も内面的に成長していきます。