いじめを受けて不登校になったとかそういうわけではなく、私はなんとなく学校に行かなくなっていました。気がついたときには不登校児になっていて学校も行きづらくなっていたし、来ても来なくても変わらないくせに妙な視線を注がれるのはごめんだったので学校には行かないと言う選択をとりました。
そんな私の『不登校克服体験談』ですが、母が寛容な人だったので「今の学校が合わないのなら違うところにしましょう」と言ってくれました。
しかし私は、その時本当に無気力極まりないといった感じで「高校なんていっても行かなくても同じだし、人に会うのがいやだ」と思いつくままに無茶苦茶な言い訳をしたのを覚えています。それに、留年扱いされるのもなんだか時間を無駄に過ごすように感じていました。
しばらくして通信制高校で転入できるところが近くにあると母に言われ、「高校卒業はしなさい」とそこに行くことになりました。通い始めは不安だったけど、朝もわりとのんびり目で週に一日だけ登校、少人数のクラスでしっかりと授業をうけられるし、好きなことを探して勉強や学校だけじゃない将来を見据えるという時間をきちんと作れました。
改めて思い返すと不登校の時期あってこその良い体験でした。