いじめによる不登校を改善へ導いていくためには、両親と学校のお互いの理解と協力が必用不可欠なのです。
お互いの意見を言い合うだけではなく互いの意見を尊重しあい、協力して改善へ導いていくように進めていくことを奨励します。
ここではいじめが原因となり不登校になってしまった生徒に対するアドバイスをご紹介してみたいと思いますので参考にしてみてください。
まず先生に対するアドバイスです。親に安心してもらうためにも、不登校になってしまった生徒とその親の言うことを受け止めてあげる頼れる先生でいてください。
生徒も親も不登校というはじめてのことに不安でいっぱいになっていることだと思います。
最初が肝心ですが、家族から相談されたら、内容に関して「気にしすぎですよ」とか否定をせずに、「さっそく調べてみます」と言うように親身になって答えるようにすることが大切です。
まずは、学校の担任の先生にお子さんの学校での状況や様子をよく聞いてみて、一緒に対策方法を練っていくようにすることが大切になってくると思います。不登校や登校拒否の話は、子供が成長していく過程においてよく起こる現象の一つだと思います。しかし、お子さんにとっては初めての事ですので、不登校や登校拒否になることは、とても辛いことになると思います。
不登校や登校拒否の原因によっては、この状況が長引いてしまったり親御さんが相談したことがばれてしまって周りの友達に何か言われてしまったりなど、状況が悪化して、さらにいじめも陰湿になってしまうケースもあります。そのため、慎重に物事を運ぶことが大切になります。その上で仲直りのきっかけを自然に作ってあげられることが大切なことではないでしょうか。また、相手側の親御さんとも協力ができるのであれば、お互いに話し合いをして誤解を解き解決に導けるようにするのがいいとは思います。
次は親御さんに対するアドバイスですが、子供の常に近くにいるのは親御さんです。親が信頼できなければ子供はますます抱え込んでしまいます。
まずは子供の話を聞くようにしましょう。大事なのは「こうしたらいいじゃない?」などと大人の意見を言わないことです。子供のペースで話を聞き、言っていることに対して同調をすることで、徐々にではあるかと思いますが、自分のことを話してくるかもしれません。
また、子供が自分で言っていることに対して自分で解決方法を見いだす場合もありますので、「聞く」というのはすごく大切なことであるというのが分かります。