子育てに関する間違った認識とは?
・子どもは厳しく叱ってしつけるものだ
・親は子どもの指導者である
・アメとムチでしつける
・ほめれば子どもが伸びる
・子どもが言うことを聞かないときは叱ればよい
これらは、すべて好ましくありません。子育てに正解はありません。
しかし、ここだけは譲れない、という「芯」のようなものがあるのです。
不登校や登校拒否になってしまったきっかけや、克服するきっかけ、対策方法と言うのは、やはりどこに転がっているのか分からないものです。
例えばちょっと不登校や登校拒否気味だった子どもが、夏休みが開けたと同時に普通に学校に通えるようになっていたり、通うタイミングを逃してしまったために休み続ける結果になってしまったりする子どもがたくさんいます。こうなってしまうと子供本人も今後の立ち振る舞いが分からなくなってしまいます。そして、親も精神的ショックを受ける事例が多く、どうしていいのか迷い友だちに相談してみたりネットや本で調べてみたりしてしまう場合が多いようです。
不登校や登校拒否の多い対策方法が、子供を見守るということです。子どもが自主的に話すようになるまで待つとか、様子をまずは黙って見てみるとかアドバイスがあったのでそうしてみたという方が多いようです。このような克服方法は安全に優しく事態が収まるのを待つような感じで一見安全策のように感じられるかもしれません。しかし、早いうちに手を打たなければとか緊急に克服したいという気持ちが親にある場合にはなかなか不向きな対策なのではないかと思います。
やはり、不登校や登校拒否が長引いてしまうと、学校に復帰しづらくなってしまいます。それに不登校や登校拒否で休んでいる本人も不登校や登校拒否している理由が、元の問題から学校に戻りづらいという理由に差し代わってしまっていくのです。
不登校や登校拒否の克服は、これといった正解がなく、本当に難しいものです。理由を探っているうちに理由が変わってしまうと言うのは、さらに不登校や登校拒否が長引いてしまう悪循環に陥ってしまいます。対策をひとつ間違えてしまうと別の問題が発生するからです。