不登校とは
文部科学省の「学校基本調査」及び「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」においては、「不登校児童生徒」を何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたものと定義しています。
成績不振、友達関係、いじめ、など学校生活には不登校の要因がたくさんあるものです。不登校を予防するための親子関係・対話・コミュニケーション、カウンセラー、サポート機関など
不登校を予防する方法を経験者の観点からご紹介します。
身体につく傷は、自然に治癒することもあれば薬によって治癒する場合もあります。
傷がひどい場合には、医師による外科的手術を施す場合もあります。
心も同様に傷が付き、それが成長過程で自然に治癒する場合もあれば、他人にサポート されることにより治る場合もあります。心の傷がひどい場合には医師による治療が必要とされる場合もあるでしょう。
心の傷が身体の傷と違うのは、他の人から心の傷とその深さが見えないということです。同じ環境で同じ出来事を体験したとしても、その受け止め方や傷の深さは子どもによって異なりますので、子どもへの対応も個別な対応が必要となります。
本来、子どもの心のサポート役として最も適しているのは親なのですが、親との関係で不登校に至るケースも多く、かつ親がそのことに気付かないケースも多いという実態があります。親と子は深層心理の世界で繋がっているといわれています。親が子に対して無意識に抱く嫉妬や服従させたいという願望、自分が受けたストレスを子どもに向けてしまう場合など、親自身が気づいていない場合が多いのです。
カウンセリング相談の際、親も一緒にカウンセリングを受け、親が変わることにより子どもの不登校が治るケースもありますので、専門家であるカウンセラーのサポートを受けることも選択肢の一つとなります。